2017年12月8日金曜日

ちいさな家と音楽とフクロウ


ピンポイントギャラリーの「Humpty Dumpty sat in a Box」展に参加。
木製の卵の作品の展覧会。

僕は、“ちいさな家”と“音楽”と“フクロウ”を。
そこに一篇の短い詩を書いた。
しずかな夜、そっと箱を開けて取り出し、いろいろな物語を膨らませて楽しむ。
そういうものになってくれたらいいなと思いながら作りました。

作品のお求め・お問い合わせは、Pinpoint Galleryまで。










「Humpty Dumpty sat in a Box」
2017.12.11 mon 〜12.23 sat
11:00〜19:00 
土曜 17:00まで/日曜休み

東京都港区南青山5-10-1
二葉ビルB1F
03-3409-8268



2017年12月4日月曜日

かぜのなかでおどる木;後記



ギャラリー島田での個展「かぜのなかでおどる木」が終了した。
お越しくださったみなさま、ありがとうございました。



9月の終わり頃、転換日のなにも絵が飾られていないギャラリー島田を見せてもらった。
可動式の壁がひとつあって、その位置で空間の印象はずいぶんと変わる。
僕は壁の位置をだいたい決めていたのでその通りに設置してもらい、
まっしろい空間をしばらく眺めた。

自分でもおどろくくらいに、絵が展示されているイメージがはっきりと頭に浮かんだ。
すでに制作はある程度は進めていたので、あとどのくらいどういう絵を描けばいいのかも
わかり、その日は家に帰って制作のつづきにとりかかった。

ギャラリー島田は広い空間ということもあって、
大きな絵を多く飾りたいなと思っていた。

結果、
50号スクエア(1160×1160mm)を3点
50号Fを4点
ライブペインティングに4000×1750mm
公開制作で2400×1750mm
と、これまでになく大作を多く描き、多く展示した。

 (撮影:佐藤昌也


そして、200×200mmや242×303mmを中心とした40点近くの新作の小品を
ひとつの大きなかたまりとして展示した。

 (撮影:佐藤昌也




また、近年の個展からも20点以上の絵と立体作品などを選んで展示し、
「これまで」と「現時点」、個人的には「これから」をイメージする展示に
なったように思っている。

 (撮影:佐藤昌也



会期2日目にはライブペインティング・イベントを行った。
神戸で知り合った友人のDJ.Markに僕が20代の頃にレコーディングした30曲以上ある曲を
すべて渡し、ライブペインティングと連動するかたちでミックスしてもらうことをお願いした。

ライブペインティングが始まる前、会場には風の音が低く聞こえていた。
そして、僕が描きはじめると風の向こうから音楽が聴こえてきた。
画面に大きな鳥を描けば、会場にも鳥のさえずりや「カッコウ」の声が響き、
「カッコウ」の声にかぶさるようにドラムが鳴って、再び曲がはじまる。
音と音楽と絵が連動することで物語性が強くなっていく。
ゆるやかに静から動へと移行していく曲から曲への流れが
場の心拍数を少しずつ上げていくようで、描いている僕も楽しく、とても刺激的だった。

幅4メートルの画面も1時間半のあいだで様々なものが姿を現し形を変えていった。




当初、ライブペインティングで描いた絵を会期中にさらに加筆し完成させようと考えて
いたけれど、ライブが終了してみると、これ以上あまり手を加えないほうがいいような気がして、
ライブペインティングとは別に新たに2メートル40センチのキャンバスを壁に張って
制作することにした。
この絵も日ごと姿を変えて最終日に完成することができた。

そして、展覧会は幕を閉じた。





個展準備期間中、会期中、ずっと絵を描き続けていた。
とてもとても楽しい時間だった。
ありがとうございました。



2017年10月18日水曜日

個展「かぜのなかでおどる木」






風のことを描く

風がふいて やわらかい枝をゆらす 
かわいた葉がちりちりとうごいて 飛ぶ
木がゆったりとスローモーションのようにおどる
森全体が波うつようにゆれて
山が鳴る

風がふいて 形ある線は 溶けて色彩になる
絵の中に入り込み 塗り重ねる 
ずっと音楽はなりひびき ときおり 原風景と重なる 
その反復のなかで 
色彩は姿を変えていく




11月、神戸のギャラリー島田にて新作を中心とした個展。
「かぜ」と「木」は、常に抱えているモチーフであるが、
それを現段階での視点で、改めて掘り下げてみたいと思った。
12日のライブペインティングは、DJ Markとのセッション。
描くのは「かぜのなかでおどる木」の大作。
ぜひ。


◆◆◆

植田真 個展
「かぜのなかでおどる木」
2017.11.11 sat 〜 22 wed
12:00-19:00
*火曜日は18:00, 12日と22日は17:00まで
 
ギャラリー島田
兵庫県神戸市中央区山本通2-4-24
リランズゲートB1F 〒650-0003
tel&fax 078-262-8058
http://www.gallery-shimada.com


◆◆◆

 *ライブペインティング
 live painting & music
 “on the playground, in the wind.”
 11.12sun 17:30 ~19:00 / 1,000yen
 Paint.植田 真 / Dj. Mark(Cake Stand)

 DJにMark(Cake Stand)を迎え、
 植田真のsilentsea名義でレコーディングした曲と
 ライブペインティングのイベントを行います。
 音楽と絵との掛け合いからなる即興性を
 楽しんでいただけるとうれしいです。
 当日、ギャラリー観覧は17時までとなります。
 17時半からは、ご予約いただいている方のみの
 入場となりますので予めご了承ください。

 <ご予約>
 tel 078-262-8058 / mail info@gallery-shimada.com





2017年10月10日火曜日

ともだちのときちゃん



装画・挿絵のおしらせ。

『ともだちのときちゃん』岩瀬成子・作 植田真・絵

小学2年生の、おしゃべりが苦手で何をするにもゆっくりな“ときちゃん”と
おしゃべりするのが大好きな“さつきちゃん”。
テンポがまったく違うふたり。
でも、一緒にいるから見える、相手の見ているもの。

見えてるけど見えてない景色。聞こえているけど聞こえていない音。
日常の中の、身の回りの、手を伸ばしたらすぐ触れられるのに
手にすることのないものってあるよね、と思う。

「あたりまえ」だし「知ってる」けど、
それを感触あるものとして触れないと「あたりまえ」や「知ってる」には
ならない。そういうことを、ときちゃんの目を通して感じる。


昨年、『オール・マイ・ラヴィング』(文庫版)の装丁を
担当させていただいた岩瀬成子さんの低学年向けよみもの。
こどももおとなも、おすすめです。ぜひ。





「ともだちのときちゃん」
作  岩瀬成子 
絵  植田真 
装丁 椎原由美子(シー・オーツーデザイン)
フレーベル館

2017年9月15日金曜日

クマのあたりまえ 文庫版


新刊のおしらせ。
魚住直子さんの『クマのあたりまえ』が文庫になりました。

ハードカバー版は2011年に出版されている。
6年前。仕事場で出版社から届いたゲラの状態の原稿を読んだ時、
とても美しい文章だなあ、と思ったのを覚えている。

文庫化されるにあたって新たに2つのエピソードが加わった。
個人的な感覚ですが、この2編が加わったことにより、
本の中に流れる時間みたいなものがぐんと広くなったような気がします。
6年という時間が加わったのかもしれない。

僕もあたらしい2編分の絵を描きました。
なにかが残る、もしくは自分の中の何かに触れる、
そんな物語だと思います。






2017年7月24日月曜日

そして、京都一乗寺へ


西荻窪URESICAでのnakabanさんとのライブも無事終え、
数日前までの作品制作の熱がまだ少し残っている仕事場に戻ってきた。

3年前の展示「DAWN IS STILL AN HOUR AWAY」の作品集も
無事出来て、一安心。この3年間この本について色々と考えてきたが、
いい顔の本になったのではないだろうか。


合わせて現在行われている新作展「3 years after, 2 windows」も
今月一杯、西荻窪URESICAで開催しているので、お近くにお越しの際は
ぜひお立ち寄りください。
改めて、面白い展示だなあと思った次第です。

アンコール、会期延長につき展示期間が下記の通りになります。
2017年 8月3日(木)~8月7日(月)
*火水休み open:12時~19時


さて、次のnakabanさんとのライブは今週29日に京都にて。
毎回起こることが違いますが、京都はどんな場面に立ち会えるのでしょうか。
予約制となっております。

nakaban + makoto usda  live「guitar in blue wind」
詳細&ご予約はコチラまで。
イベントは終了しました。ありがとうございました。

2017年7月14日金曜日

Wrapping Paper


神戸・北野にあるパティスリー・カフェ「CAKE STAND」の
ラッピングペーパーのデザインをしました。

モチーフは、カーテンのかかる窓辺にロウソクとリンゴ、
オリーブの枝葉、さくらんぼ。

裏面はクラフトになっていて、
絵柄面にも若干クラフトが透けて表情が出ています。
甘すぎずクールすぎず、な仕上がりになったと思います。



焼き菓子・ケーキ、ランチのサンドウィッチなど、
とてもとても美味しいお店。
お近くにお越しの際はぜひ。

CAKE STAND