2012年10月11日木曜日

素描の時間

























個展会期の前半、ほぼ毎日ギャラリーに顔を出していた。
なんだか恥ずかしさもあって、
これまではあまり個展会場に居ることは少なかったけど、
今回は打ち合わせや人と会う約束などもあって居ることになった。

空いている時間、ただ、じっと座っているのもなんなので、
時々紙を出して絵を描いていた。
テーマもなく、ただただ手を動かす。
目的ではなく、描いていることで何かが繋がる。
やはりこういう感覚は楽しい。

今回の個展作品もほとんどそういう感覚で描いた。

ある一定の期間に描かれた絵がひとつの空間に並ぶことで
自然と流れはできる。

物語は用意していないけれど、見る角度で物語は生まれる。あるいは生まない。
連続したシーン、もしくはひとつの空間。

時々、見にきてくれた方とそういう話もした。
人によっていろんな角度がある。
いろんな心情がある。

ふっと絵の中に入ってもらえたら嬉しいです。


さて、展示もあと3日。