2017年9月15日金曜日

クマのあたりまえ 文庫版


新刊のおしらせ。
魚住直子さんの『クマのあたりまえ』が文庫になりました。

ハードカバー版は2011年に出版されている。
6年前。仕事場で出版社から届いたゲラの状態の原稿を読んだ時、
とても美しい文章だなあ、と思ったのを覚えている。

文庫化されるにあたって新たに2つのエピソードが加わった。
個人的な感覚ですが、この2編が加わったことにより、
本の中に流れる時間みたいなものがぐんと広くなったような気がします。
6年という時間が加わったのかもしれない。

僕もあたらしい2編分の絵を描きました。
なにかが残る、もしくは自分の中の何かに触れる、
そんな物語だと思います。