2019年11月25日月曜日

ふたつの絵本の原画展が着くところ



京都・恵文社一乗寺店でのライブ、
そして、nowakiでの原画展にお越し下さったみなさま
ありがとうございました。

ライブ翌日、nowakiで原画を眺めながら、
ここまでの時間に思い巡らし、なかなか感慨深いものを感じました。

『とおいまちのこと』『みなとまちから』ふたつの絵本の原画展は
この後、長野県・松本へと向かいます。

松本では、「栞日」と「本・中川」の2箇所で原画展を開催します。
栞日では絵と音楽の幻燈ライブセッションを、
本・中川では絵本や絵にまつわるトークを、
それぞれの会場でのイベントも予定しています。


さらに今回は、ふたつの絵本に登場した「紅茶」をイメージした
オリジナルブレンドが味わえるそうです。

以下、栞日・菊地さんからのメールより。

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今回の紅茶は、
八ヶ岳の麓〈camino natural Lab〉の
上原寿香さんがブレンドしてくださいました。


『みなとまちから』ブレンド
アッサム:ダージリン = 8:2
+ リンデン + オレンジフラワー + コーンフラワー

絵本の中の「ぼく」が店に入って飲む紅茶をイメージ。
ミルクとの相性もよいので、
展示期間限定の栞日の喫茶メニュー
(ストレートティー / ミルクティー)として提供。

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『とおいまちのこと』ブレンド
アッサム:ダージリン = 2:8
+ レモンバーベナ + ルイボス

絵本の中の「ぼく」が台所で淹れる紅茶をイメージ。
自宅でお楽しみいただく茶葉として、
展示期間中、本・中川の店頭で販売
(1箱10g入り=約5回分)。

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交差する物語の世界観を汲み取って、
ベースの紅茶(アッサムとダージリン)のブレンド比率を、
逆さまにしてくださっています。

先日、栞日にご来店くださり、
僕も一緒に味の最終確認をしたのですが、
どちらもオーソドックスな飲みやすさの中に、
ユニークな香りや風味が垣間見れて、とても美味しいです。
楽しみになさっていてください。

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ながい時間をかけてこつこつ描いてきた世界のなかのものが
実体として存在してくれる、これは、とても特別な体験。
それがどのような味のものか、今はただただ楽しみ。


ウレシカ(東京/6月)→長崎次郎書店(熊本/9月)→nowaki(京都/11月)→
そして、栞日&本・中川(松本/12月)。
ぐるりとまわってきた原画展ツアーの終着地。

その土地土地で、みなさんとても丁寧にこの絵本を読んでくださり、
原画展を開催してくれた。どの場所にも特別な時間が流れていた。

松本「栞日」と「本・中川」、
記憶に残る瞬間に出会える気がします。

さて、12月の松本。
冬の旅支度を整えなくては。




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nakaban + 植田 真
とおいまちのこと・みなとまちから  
ふたつの絵本の原画展

nakabanと植田真、それぞれが絵と文章を担当した絵本、
『とおいまちのこと』(植田真・文/nakaban・絵)
『みなとまちから』(nakaban・文/植田真・絵)の原画展を
「栞日」「本・中川」の2箇所で開催いたします。
2つの世界が交差・共鳴していく様子を
ライブやトークイベントと合わせてお楽しみください。



[ 栞日 ]
2019.11/30 sat -12/24 tue
open 7:00 - 20:00   水曜定休
初日11/30は17:00からのopenとなります

<ライブセッション>
 nakaban(drawings) × 植田真(guitar) 
「雪待つ部屋」
11/30 sat   19:00 start 
1500 yen + 1 Drink order

[要予約]店頭もしくはお電話・メールにて
人数・お名前・ご連絡先をお知らせください

〒390-0815
長野県松本市深志3-7-8
[tel] 0263-50-5967
[mail] info@sioribi.jp




[ 本・中川 ]
2019.11/30 sat -12/29 sun
open 12:00 - 18:00 月曜&火曜定休
金曜&土曜は19:00まで

<トークセッション >  
nakaban × 植田真 
「絵の中で僕が考えていること」
12/1 sun   16:00 start 
1000 yen

[要予約]店頭もしくはメールにて
人数・お名前・ご連絡先をお知らせください

〒390-0861 
長野県松本市蟻ヶ崎 2-5-6
[tel & fax] 0263-33-8501
[mail] info@honnakagawa.com




2019年11月8日金曜日

スズキコージさんとトーク&ライブペインティング



スズキコージさんと熊本県山鹿市にて
ライブペインティングとトーク・セッションをします。

もともと酒蔵だった、おおきな蔵の中で、横5メートルくらいのキャンバスに
コージさんと一緒に絵を描いていきます。
午前10時から描きはじめて、お昼・トークを挟んで再び夕方までという予定。
どんな絵になるのかまったく想像もつきません。

トーク『子どもたちに伝えたい絵本のはなし』では、
絵本や絵のことなどを話す予定です。

山鹿は、これまでも仮面行列で何度か訪れた町。
趣ある街並みはのんびりとしていて居心地がいいです。
また行くことができてうれしいなあ。

お近くの方も遠方の方も、ぜひ。
一日楽しんでいただけたらうれしいです。


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『子どもたちに伝えたい絵本のはなし』
スズキコージ × 植田真

2019年11月16日(土)

10:00〜12:00 ライブペインティング
13:30〜15:00 トーク「子どもたちに伝えたい絵本のはなし」
15:00〜17:00 ライブペインティング

<参加費>
1000yen(18歳以下無料)

申し込み。問い合わせはショートメール
080-2708-5978(風吹きからす・大坪まで)


<場所>
天聴の蔵(てんちょうのくら)
〒861-0501 熊本県山鹿市山鹿1392


主催・風吹きからす/山鹿市教育委員会



2019年11月6日水曜日

『とおいまちのこと』『みなとまちから』原画展/京都 nowaki


熊本・長崎次郎書店で展示されていたnakabanさんとの共作絵本、
『とおいまちのこと』『みなとまちから』の原画展が
11月9日から、京都 nowaki で開催されます。
小品も少し展示・販売します。

そして、11月22日には、nakabanさんとの幻燈ライブが、
恵文社cottageで開催されます。
秋深し京都は、どんな時間になるのでしょうか。
いまから楽しみです。




以下、フライヤーより。
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「とおいまちのこと・みなとまちから」絵本原画展
植田真さんとnakabanさん、それぞれが絵と文章を担当した、
二人の共著となる絵本の原画展を開催いたします。
展示に関する小品も飾られます。
また期間中に live session を開催いたします。

2019/11/9~25
open:11:00-19:00
close:12・13・20・21
作家在廊日:23日
nowaki:〒6068386 京都市左京区川端通仁王門下ル新丸太町49-1
tel:075-285-1595
twiiter/instagram:nowaki32


nakaban+植田真 livesession
nakabanさんによるライブペイントと植田真さんによるギターの音、
2人が紡ぎ出す一夜の幻燈会の開催です。

11月22日(金)
開場:18:00~
開演:19:00~20:30(*延長になる場合があります)

会場:恵文社一乗寺店 COTTAGE
京都市左京区一乗寺払殿町10 恵文社一乗寺店南側
定員:50名
入場料:1500円(ご予約のうえ、当日精算)
要予約:10月1日より、ご予約を承ります。
nowakiの店頭もしくは、お電話かメールにて、
参加人数、お名前、代表者の電話番号をお知らせ下さい。
mail:nekononekata@gmail.com
tel:075-285-1595(11~19時の営業時間内)





2019年11月5日火曜日

装画の仕事『境い目なしの世界』


装画の仕事。

角野栄子さんの『境い目なしの世界』の装丁画。
仮想世界と現実の曖昧な境い目で揺れる
十代の少年少女。

その不安と期待と動揺のようなものが
ぐるぐると渦巻いている。
そのぐるぐるの中心にある、とても澄んだもの。

その対比が、不穏な空気を引き立てていて
一気にラストまで引き込まれました。


カバー絵は水彩。
中は質感の違う鉛筆画の絵が2点。
デザインは池田進吾さん。


『境い目なしの世界』
角野栄子
理論社