2013年12月5日木曜日

ちいさな時計展のご案内

























京都での展示も無事に終了。
観ていただいたみなさま、どうもありがとうございます。

個展制作期間は毎回いろんなコンディションがあるけど
今回は描いていてすごく楽しかった。
少しずつシフトし変化してきた制作スタイルが体に馴染んできたような、
今回ほど自由に楽しんだ個展作品制作の時間はなかったと思う。
とにかく体が軽かった。

さて、時の経つのは早いもので、今年もあとひと月を切った。
2013年、最後に時計をテーマの展覧会に参加。
 
 ピンポイントギャラリー「ちいさな時計展」
 2013.12.16 (sun) 〜 12.25 (wed)
 11:00〜19:00 (土曜&最終日は17:00まで)
 http://www.pinpointgallery.com/cn8/cn207/cn209/CHIISANATOKEII.html
 

僕の時計には「週末の特別な時間」という名前をつけた。
使い込まれて親しみやすい手触りにしたかったので
まわりの角を削り、表面も少し掘って質感を出している。
これも楽しんで作った。
紙ではなく木もいいなと思いながら。

というわけで、観ていただけると幸いです。

2013年11月28日木曜日

WEEKEND


















2013年2つ目の個展がはじまった。

WEEKEND / makoto ueda exhibition
2013.11.23~12.4

「週末」という名前の展覧会。
週末に流れる時間は特別である。
いつかのように木々に囲まれて近くで水の流れる音がする場所。
葉を分け入れば、新しい冒険がはじまって
不安や期待が交ざり、どきどきする気配が漂う。
僕の中にある「週末」を描いた計22枚の作品群。

さらに23日に行われたギターと絵の「即興WEEKEND」で
ライブペイントした1800×900mmの作品も展示中。

メリーゴーランド京都店にて、12月4日まで。
( 木曜定休 / open 10:00~19:00 / 最終日は17時まで )

尚、限定500冊(ナンバリング入り)の「落日と風のこと」や「Rocca Rails」、
絵本やその他書籍なども揃えてます。

今年最後の描き下ろしの作品展、
どうぞよろしくお願いします。



2013年11月13日水曜日

冬になった


















昨日くらいから気温が下がって、山からの風が冬の風になった。
つんと冷たい空気も気持ちがいい。
僕はといえば、黙々と個展の準備をしている日々。

でも、時々アトリエから抜け出て、楽しいことに巻き込まれたりしている。
先日は神戸芸工大で行われた、スズキコージさんのMASK DE PARADE ! に
参加させてもらった。
すごく楽しくてあっという間の時間。

その前は加古川で行われたコージさんの個展のオープニングでの
ライブペインティング。
さらに、国宝・鶴林寺でのコージさん&堀越千秋さんの
ライブペインティング&トークライブなどなど。

この辺のことは、ちょっと内容が濃いのでまた改めて書こうと思います。

さあ、個展まであと10日。

2013年10月9日水曜日

京都での個展のお知らせ







































植田真 個展「WEEKEND」
2013.11.23(土)〜12.4(水)
メリーゴーランド京都店
10:00〜19:00

オープニングイベント
「即興WEEKEND」
ライブペインティング&即興ギター演奏
11/23(土)18時〜/定員15名/1500円

「即興WEEKEND」は僕が絵を描きながら、音を鳴らし、
その2つのものが寄り添ったり離れたりを繰り返しながら
少しずつ構築していくのを楽しんでいただけたらと思ってます。
スペースの都合上、定員制となっております。
お手数ですが、メリーゴーランド京都店へのご予約をお願いします。



メリーゴーランド京都店
( ↓ 住所クリックで地図でます)
075-352-5408



また、2014.1.15(水)〜2.3(月)には
四日市メリーゴーランドへと巡回します。
少し先ですがこちらもよろしくお願いします。

四日市メリーゴーランド
10:00〜19:00(最終日17:00/火曜定休)
三重県四日市市松本3-9-6
059-351-8226
http://www.merry-go-round.co.jp/




2013年10月7日月曜日

スズキコージさんとのセッション、とお知らせ。















©2013 cohjizukin


10月11日(金)〜20日(日)兵庫県加古川市のGaleria Punto にて
スズキコージさんの個展「PUNTO BIZARRE PARTY!  奇想天外プント展」
が開催されます。

初日11日の17時〜、コージさんのライブペインティングと
僕の即興ギターのセッションというものをやらせてもらいます。

コージさんのライブペインティングは、
どんなものが生まれてくるのか毎回どきどきします。
そして、そこに僕はどんな音を出すのか、、
はじめての絡みなのですごく楽しみです!

<絵と音の即興セッション>
10/11 17:00〜 入場無料
Galeria Puntoにて、ぜひ!


また、20日には国宝・鶴林寺にて下記のようなイベントも!
 ↓ ↓ ↓

<アート・プログラム in 鶴林寺 vol.2〜施美時間〜>
スズキコージ×堀越千秋
13:00〜ライブペインティング
18:00〜トーク&ミュージックライブ
3,000円(前売り2,500円)
チケット販売・お問い合わせはGaleria Puntoまで。

——————————————
Galeria Punto
兵庫県加古川市加古川町北在家728-3
079-441-8030
http://ameblo.jp/galeria-punto/
月曜休廊
——————————————




それから、500部限定私家本「落日と風のこと」取扱店が、
経堂・ウレシカ、目白・ブックギャラリーポポタム、が新たに加わっております。
どちらもおもしろそうな展示をやっているので、ぜひ寄りたいお店です。

東京は、吉祥寺・トムズボックスと原宿・シーモアグラス、
京都は、nowakiと恵文社一乗寺店で引き続き取り扱っていただいてます。
どうぞよろしくお願いします。

http://www.silentphase.com/b.html














東京での取扱店
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ブックギャラリーポポタム
〒171-0021
東京都豊島区西池袋2-15-17
03-5952-0114
http://popotame.m78.com/shop/

ウレシカ
〒156-0052
東京都世田谷区経堂2-25-13
03-3428-0807
http://www.uresica.com

シーモアグラス
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-27-8
京セラ原宿ビルB1F
03-5469-9469
http://www7b.biglobe.ne.jp/~seemoreglass/

トムズボックス
〒180-0004 
東京都武蔵野市吉祥寺本町
2-14-7 ライヴス内
0422-23-0868



京都での取扱店
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nowaki
〒606-8386
京都市左京区川端通仁王門下ル新丸太町49-1
075-201-8298
http://nowaki3jyo.exblog.jp/


恵文社 一乗寺店
〒606-8184
京都市左京区一乗寺払殿町10
075-711-5919
http://www.keibunsha-books.com





2013年9月19日木曜日

仕事と展示予定と近況



台風18号が去って、秋の空気になった。
でも、昼間の太陽はまだ強く、山の方からまだかすかに蝉の声が聞こえる。

石井睦美さんの「都会のアリス」(岩崎書店)の装画&挿絵。
2008年〜2011年に連載されていたものなので、
中の10点ほどの挿絵はその時のもの。
一番古いものは5年ほど前の絵となる。

今回描き下ろしたカバー絵は、中の挿絵になるべく近い雰囲気になるよう意識した。
こういう絵は久しぶりに描いたなあという感じで、楽しく、
でも同時に自分の絵がだんだんと変わってきているのを実感した。

ぜひ、お手に取ってご覧頂けますと幸いです。











さあ、この秋〜冬はいろいろとチャンネルを切り替えて
制作していかなくてはいけない。
来年予定のもののラフ、いくつか。気合い入れなくては。

そして、年内の展示の予定もいくつか。
個展はまた近くなったら詳細を書きます。
どういう展示にするかなど、なんとなくイメージが出来たので
これから案内状の絵の制作。
今年2回めの個展、メリーゴーランドは2年ぶり。
その他、グループ展もどうぞよろしくお願いします。


9月20日〜29日    京都nowaki企画展「ボクのトモダチ展」参加
11月23日〜12月4日 京都メリーゴーランドにて個展
12月16日〜25日   ピンポイントギャラリー企画展「ちいさな時計展」参加


慌ただしくなりそうだけど、せっかく夏の猛烈な暑さも和らいだので
いろいろと出かけたくなる。
でもどこに行こうか。
とりあえずは、近所の山にトレッキングかな。


2013年8月7日水曜日

Rocca Rails / Road Art



先週末、暑い暑い毎日から少し抜け出して、札幌へ。

イラストレーションを担当したカードゲーム「Rocca Rails」。

今回、札幌のスクランブル交差点を歩行者天国にして、巨大なRocca Railsを並べ、
その上を子どもたちが電車ごっこをしながら行進するロードアートに
音楽を担当する Rocca Rails Band(ピアニカ/ジャンベ/ベース/ギター)の
ギターとして参加させてもらった。

もともとはゴールデンウィークに開催される予定だったけれど
その時は、あいにくの雨でやむなく中止。
今回はリベンジ。


8月4日の札幌は青い空と爽やかな風。
封鎖された交差点の中を子どもたちが電車となってロッカレイルの上を進む。
そのまわりで、歩いたり立ち止まったりしながら
Rocca Rails Bandは1時間ほど演奏。

すごく解放された気分で、
すごく気持ちよかった。

今回のように、一つのプロダクトが完成して終了ではなく、
街ぐるみでの様々な展開を見据えた上で、
大人から子どもまで様々な人間が関わり、繋がって、
またそこから次へと派生し、それを思いっきり楽しむ。
とても視野の広い考えかた&作りかた&楽しさである。

僕はいちイラストレーターとして参加させてもらったわけだが、
こういうことにもっと関わっていけたら面白いだろうなと痛感した。

今回の企画で出会った多くの人たちからたくさんの刺激をもらい、
参加させてもらったことに感謝。素晴らしいイベントだった。

あー、楽しかった!

























・Rocca
・まほうの絵ふで
・札幌マイレイルプロジェクト

暑い毎日


















ずいぶんと更新が滞ってしまいました。

7月のシーモアグラスでのイベント(「はじまりはシーモアグラス 荒井良二+植田真」)も一ヶ月も前のことだとは。

久しぶりのシーモアグラスは、久しぶりの人たちに会えてなんだか少し時間が戻ったような気がした。あの地下街もお店の扉も、壁も床もいろいろに「ひさしぶり。」だった。

荒井さんとのイベントは、いつも即興性の強いもの。即興だと、毎回その日のその時になるまで何がどんな姿で現れるのかわからない。だから、楽しい。
今回は、荒井さんのコラージュのように繋いでいく言葉と絵、時々歌。僕はギターや鉄琴、ブラシや鉛筆などを使っての音、それらが混じり合って生まれたもの。

そして、見に来ていた人たちの反応。
なんだか、暖かくて気持ちのいい空気が流れていた。

写真はコチラ
はじまりはシーモアグラス 荒井良二+植田真


そんな久しぶりのシーモアグラス。
ちなみに、500部限定の私家本「落日と風のこと」(サイン入り)も置いてもらっている。
こちらも少しずつ取扱店が増えてきた。
詳細:http://www.silentphase.com/b.html


いやー、それにしても暑い毎日。
夏は好きだけど。
暑い。




2013年6月19日水曜日

気配を描く 絵と音の即興


台風3号が日本列島に接近し、てっきり雨が降るだろうと思っていた
六月十二日の水曜日、蓋を開けてみれば夏のようにギラギラした太陽と
熱を帯びた風が吹いていた。

神戸芸術工科大学、マザーツリーの見守る中、
同大学の教授であり画家の寺門孝之さんと、
チョイス大賞当時から付き合いのある編集者の吉田宏子さんとトーク。
絵のことを中心に、さかのぼれば高校の頃のボート部のことから
はじめてのデッサン、学生時代、音楽、映画、現在に至るまでの様々な話。

そして、単独では初となるライブペインティングは、
絵を描きながら、同時にギターの音を少しずつ重ねていき、単音から和音へ。
そこへ、まだ知り合って間もない神戸芸工大の2人の学生、
大道一輝くん(ベース)と長松朋美さん(ドラム)にも、手作りパーカッションや
鈴の音、ベースやドラムスで参加してもらい、即興で音楽を構築して行く。
絵が仕上がる頃、交差していた音達が合流し、バンドサウンドへ。

自分の鳴らす音、相手の鳴らす音、太陽、影、風、葉の音、
巨大なレコードジャケットのような1800×1800mmの画面を擦る音、
垂れ流れていく絵の具、そういう様々なものが交ざり合った約1時間半。

1800×1800mmというサイズはこれまで描いた絵の中で一番大きい。
でも、不思議といつもと変わらぬ感覚で描いていた。
描き終わった後も、もっと大きなものも描ける気がした。

外で楽器を鳴らしながら緊張感から徐々に開放感へ、
バラバラと混在していたものが、同居し一つの空気を作り出す
なんともいえない気持ちの良さ。
なるほど、ライブペインティングとはこういう感覚か。

きっと今回はもの凄くめぐまれたシチュエーションなんだと思う。
とにかく気持ち良くて楽しかった。
いろんなシチュエーションのライブペインティングがあって
そこにはまた違った面白さや発見があるのだろう。
これは是非とも近いうちにまたやりたい。


寺門さん、吉田さん、
サポートしてくださった神戸芸術工科大学の方々、
そして、見に来てくれて最後まで見守ってくれたみなさま、
本当にどうもありがとうございました。

また是非!




2013年6月2日日曜日

TALK and PAINT and SOUND


















神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科特別講義

植田真/「気配を描く〜絵と音の即興」

2013年6月12日(水)14時50分〜17時50分

神戸芸術工科大学
屋外特設スペース(雨天の場合/体育館)
申し込み不要・聴講無料

<TALK>
聞き手:吉田宏子/編集者・ハモニカブックス発行人
進 行:寺門孝之/画家・神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科教授


上記の日時、神戸芸術工科大学にてトークとライブペインティングを行います。
はじめての単独でのライブペインティングです。
そもそもここまで大きな絵を描くこともはじめてです。
さらに、ライブペインティング中にギターの音を少しずつ重ねつつ
音楽も構築しようという計画です。

全てがはじめてなので、どうなるのかわかりませんが、
その時間のいろんなものをグッと固めて何かが生まれればいいなと思ってます。
諸々ひっくるめて楽しんでいただけると幸いです。

ご興味ある方は是非お越し下さい。
一般の方もOKです。



神戸芸術工科大学
〒651-2196
兵庫県神戸市西区学園西町8-1-1
ビジュアルデザイン学科
tel. 078-794-5051(事務室)

2013年5月25日土曜日

はじめのはじまり


















原宿にある絵本の読める喫茶店「シーモアグラス」。

15年ほど前、荒井良二さんに連れてきてもらったのがはじまりだと記憶している。
ここではじめて個展をしたのは、僕が3年間勤めていたデザイン会社を辞め、
フリーのイラストレーターとなった2000年の4月。

喫茶店シーモアグラス(see more glass) という名前が、サリンジャーの短編作品
「バナナフィッシュにうってつけの日(A Perfect Day for Bananafish)」の
グラース家の長男、シーモア・グラース(Seymour Glass)からきているのだろう
と思い、この時の個展タイトルは「A Perfect Day for Bananafish」とした。

そして、それから2004年5月までの間に計6回、シーモアグラスで展示をした。

そして、今年の6月。
シーモアグラスと関わりのある作家さんたちと一緒に
実に9年ぶりにこの空間で作品が展示される。
「はじめのはじまり」展。

僕にとっていろいろなはじまりの場所でもある喫茶店でのひさしぶりの展示。
今回描き下ろした作品タイトルは「Seymour Glass」。
ひさしぶりに「バナナフィッシュにうってつけの日」を読み返しました。

どうぞよろしくお願いします。


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手から手へ はじめのはじまり

青山友美/荒井良二/植田真/かとうまふみ/
たんじあきこ/どいかや/松成真理子/山本孝

6/2(日)〜7/19(金)土曜休み
臨時休みはHP、twitterにて。アカウント@seemoreglass96

カフェ シーモアグラス
〒150-0001 渋谷区神宮前6-27-8京セラビルB1F 03-5469-9469
営業時間14時〜19時(金曜21時まで)

企 画/たんじあきこ+seemore glass
DMイラスト/荒井良二

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尚、この展示は現在東京ちひろ美術館で巡回展が行われている
「FROM HAND to HAND 手から手へ展」と関連した企画展でもあります。

「手から手へ展」は昨年ヨーロッパで巡回した展覧会ですが、
日本巡回展からは新たに多くの日本の作家さんが加わり
とても見応えのある展覧会となってます。

僕も作品2点参加してます。
ヨーロッパ展の時に売れてしまった1点は原画ではなく複製となってますが、
最初は複製だと気がつかなかったほど、原画に近い形で再現されていました。
というわけで、こちらもよろしくお願いします。


「FROM HAND to HAND 手から手へ展」


さらに各地で、「手から手へ展」と関連した企画展が色々予定&開催されています。
http://handtohand311.org/exhibitions/related-events.html








2013年4月21日日曜日

Rocca Rails


















平面なのに立体に見える六角形のカードゲーム“Rocca”。

この度、この“Rocca”の新作「Rocca Rails」(ロッカレール)の絵を担当し、
先日完成品が僕のところに届いた。

カードに描かれた列車や線路、木や山や人、
これらひとつひとつを今年の寒い冬の間、僕はこつこつと描いていた。
こうやって春になってきれいな青いトーンにまとわれて
完成したのを見ながらなんと感慨深いことか。

僕がこのロッカレールの絵を描くに至る経緯は
単純なようで、いざ説明するとややこしいので割愛しますが、
8年ほど前の新宿の沖縄居酒屋で、
ある人物との出会いがそもそもの発端である。

しかも、その人物とその居酒屋で話した内容は
“Blue Box”というギターエフェクターについてであり、
今回のロッカとは全く関係のない話だったから
ホント何がきっかけで繋がるかわからない。

そして、それが何年もの時間を経て形になったのだからより感慨深い。

さて、もう店頭に並んでいるのかな?

ちなみに、現在、僕の個展が開かれている吉祥寺のトムズボックスでは
入荷されているようです。

僕もさっそくプレイしてみよう。





ロッカについての詳しい情報は下記サイトにて。

ブログにも制作の様子がアップされております。




2013年3月30日土曜日

WINDOW

4月1日からはじまるトムズボックスでの展示「WINDOW」。

今回は、描き下ろし作品に加えて、限定本「落日と風のこと」(シリアルナンバー入り)の販売があります。

さらに、毎回ゲームの面白さもさることながらデザイン的にも美しいカードゲーム「Rocca」シリーズの新作、僕が絵を担当した「Rocca Rails」が4月上旬に発売。
こちらは、現時点ではサンプル版のみですが、会期中には入荷予定です。


いつものことだけど、今回もホントぎりぎりまで制作して、なんとか搬入前日まで漕ぎ着けました。

まだ少し準備が残ってますが、とりあえずはひと段落。






2013年3月16日土曜日

個展のお知らせ


























植田真 個展
WINDOW

いつもの朝のいつもの窓
遠い国の列車の窓に
あの街あの時間を過ごした窓
いままで見てきたさまざまな
窓のあちらとこちらが
つながるといいなと思いながら
描いています。

/////

2013.4.1 mon〜30 tue

11:00〜20:00 木曜定休

トムズボックス
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-7
0422-23-0868
http://www.tomsbox.co.jp/


吉祥寺トムズボックスでは
はじめての展示となります。

どうぞ、よろしくお願いします。




2013年3月12日火曜日

オズの魔法使い


























『オズの魔法使い』(小学館)の装画・挿絵を描きました。
江國香織さんの訳です。

もともとはツヴェルガーさんの絵で絵本として出版されていたものを
日本語版の時に江國さんが翻訳しBL出版から刊行されていました。
(こちらは現在も売られています。)

そして、今回改めて書籍版化に伴い、翻訳の加筆修正がされて
書籍版用の絵と中の挿絵数点を僕が描きました。

有名な作品ですので、読まれている方も多いと思いますが、
もしかしたら、「もちろん知っているけど昔読んだから内容はなんとなくしか、、」
という方もいるんじゃないでしょうか。

今回僕も絵を描くにあたって、改めてきちんと読んでみましたが、
今読むことで新鮮な読後感がありました。

「オズの魔法使い」自体はいろんな訳で出版されていますが、
この江國さんの訳もすばらしいと思います。

すこし押さえたトーンで訳され、
オズの国の不思議さと、可笑しさと、悲しみをより引き立て、
登場人物たちの微妙な心境が描かれています。




余談ですが、子どもの頃、当時働きに出ていた親が
知り合いの家で生まれた子犬をもらってきてくれて、
僕は彼にドロシーの愛犬の名前と同じく「トト」と名付けました。
だから、今回このお話が来た時なんだかうれしかったです。



というわけで、手に取っていただけたら嬉しいです。





2013年3月8日金曜日

お知らせのお知らせ


















3月になって春の気配もちらほら。
だいぶあたたかくなってきました。

4月に東京・吉祥寺で個展があります。
案内状もまもなく出来てくると思いますので
近々改めてお知らせをしたいと思います。

吉祥寺は馴れ親しんだ街ですが、展示をするのははじめてです。
いい展示になればいいな。
まずは作品だ。

2013年2月17日日曜日

飛ぶ教室 冬

























写真は『飛ぶ教室』の冬号の表紙。
発売中。

春・秋・冬と並べてみる。
春は森でキャンプをし、秋になって海辺で音楽を鳴らし、
冬は気球に乗ってそびえる山脈の向こう側を目指す。
物語の断片。

こうやって並べると夏がないのが惜しい、と
ついつい四季をコンプリートしたくなる。
















【展覧会情報】
ピンポイントギャラリーでの『100人の千夜一夜物語』に参加してます。
2/18(月)〜3/9(土) 11:00〜19:00 土曜17:00まで

詳細 http://www.pinpointgallery.com/cn8/cn153/arabiannight.html

2013年1月7日月曜日

2013

























2013年がはじまりました。

昨年は、夏に住居&仕事場の移動もあったので節目の年でした。
一つのサイクルから抜けて、また違うサイクルに飛び込んだような気分。
気のせいか、ここでは物事の価値観がシンプルな感じがする。

新たなサイクルの中での一年目。
引き続きイラストレーションの絵を描きつつも、
そろそろ頭の中にユラユラとあるものを集合させて
いくつかの形にしたいと思います。


それとは別に気がかりなのは、WEBの更新。特に仕事ページ。
書籍以外もいろいろと描いているので、もっと充実させたいけれど
ここ数年ずっと手つかずのまま。
なんとかならないかなと思っていても何ともならないので、
そろそろ対策を練らなければいけないと思いつつ、これはなかなか難しい問題。
まずはページ自体のスタイルを変えなくはいけないだろうなあ。


それはそうと、小説新潮で宮下奈都さんの連載「おついたち」がはじまりました。
扉絵を描いてます。
『窓の向こうのガーシュウィン』(小説すばる/集英社)に続き、
宮下さんの連載扉を担当させてもらうのは今回で2度目。
当然ですが、ガーシュウィンとはまた違う空気が漂う。
静けさの中に、なにかフツフツとした気配。これはなんだろう?
まだ分からない何か、、
姿は見えない、まるで霧のむこうの気配。
気になります。


「飛ぶ教室」(光村図書出版)の冬号もまもなく。
こちらは表紙絵。
春号・秋号と描いて、今回の冬号で僕の表紙はおしまいなので、ぜひ。

展示関係も今年はいろいろと予定がありますが、
こちらはまた改めてお知らせしようと思います。

本年もよろしくお願いします。