2017年6月26日月曜日

3年後の2つの窓


nakabanさんとの二人展
「夜明けまでにはまだ時間がある。」を開催してから3年が経つ。
あの時、展覧会場の西荻窪・URESICAにて、
この展覧会の記録を画集として納めようという話になった。

3年間。
僕たちは、本のサイズから紙の種類、製本の仕方を
それぞれのアトリエに会いにいったり、電話をしたり、
少しずつ話を進めていった。

そして、本日校了となって、7月にURESICAから
画集「夜明けまでにはまだ時間がある」が発売される。

出版に合わせて新作を含む3年ぶりの展覧会
「3 years after, 2 windows」もURESICAにて開催される。
初日には久しぶりにnakabanさんとの幻燈ライブも。
こちらは予約制となるのでお早めに。


nakaban  /  makoto ueda

3 years after, 2 windows.

2017年7月21日(金)~31日(月)
open 12:00-20:00   会期中、火曜休み

live event
「平行線と奔流の画集」

7月21日(金)19:00 start 
nakaban(lightbox) makoto ueda(guitar)
入場料/ 1500円 

*本展覧会を記念し、2014年に行われた二人の展覧会の作品を収録
した画集「夜明けまでにはまだ時間がある」を刊行・販売いたします。

〒167-0042東京都杉並区西荻北2-27-9
03-5382-0599


さらに、nakabanさんは京都 nowaki でも個展が行われます。
ということで東京でのライブの翌週、京都でもライブをすることになりました。
こちらも予約制。nakabanさんの展覧会と合わせてぜひ。

下記、nowakiからのアナウンス。
どうぞよろしくお願いします。


7月28日から、nakabanさんの個展を予定しております。
個展を記念して、今回も植田真さんとのライブセッションを
下記の内容で開催いたします。
募集を始めますので、皆様どうぞご予約をお願いいたします。


opening live
nakaban+植田真「guitar in blue wind」
nakabanさんによるライブペイントと植田真さんによるギターの音、
2人が紡ぎ出す一夜の幻燈会の開催です。

7月29日(土) 
開場:17:00~ 
開演:18:00~19:30(*延長になる場合があります)

会場:恵文社一乗寺店 COTTAGE
京都市左京区一乗寺払殿町10 恵文社一乗寺店南側
定員:50名
入場料:1500円(ご予約のうえ、当日精算)
要予約:6月20日より、ご予約を承ります。
nowakiの店頭もしくは、お電話かメールにて、
参加人数とお名前、代表者の電話番号をお知らせ下さい。
mail:nowaki.kyoto@gmail.com
tel:075-285-1595(11~19時の営業時間内)






2017年6月10日土曜日

装画『星の子』


『星の子』
 今村夏子
 朝日新聞出版

 大切な人が
 信じていることを、
 わたしは理解
 できるだろうか。 
 一緒に信じることが、
 できるだろうか。

 デビュー作『こちらあみ子』で三島賞受賞。
 第二作『あひる』で芥川賞候補。
 いま、もっとも新作が待望される小説家による
 静かな衝撃作。
 (オビより)


装画の仕事。
装丁は『あかずきん』に引き続き、田中久子さん。
とても綺麗な本に仕上げていただきました。
きっと多くの方に読まれる作品だと思います。
おすすめです。





2017年6月2日金曜日

新刊絵本 あかずきん


新刊絵本のおしらせ。

『あかずきん』
 文/こわせ・たまみ
 ブックデザイン/田中久子
 フレーベル館


あまりにも有名なお話の絵を描くというのは、
すでに、ある程度イメージができあがっている為、難しいところがある。
だからといって、そこから距離をとるように斬新な方向へ行き過ぎるのは
本質から外れてしまうようで、なんだか違う気がするし、
オーソドックスになりすぎてしまうのも描いていてつまらない。

なので、とにかく習作を描いて、僕なりの着地点をいろいろな角度で探してみる。
この『あかずきん』も、多くの習作の中から出来上がった。

登場人物たちを取り囲む森に感情を持たせるような、
そんな描き方をしてみた。

ご覧いただけるとうれしいです。