illustration No.228 にて「nakaban + 植田真」特集をしていただいた。
20代前半にTHE CHOICEに応募したことがきっかけで、僕はいま絵の仕事をしている。気づけば、あれから20年以上が経つ。なかなかの時間なので、その全てを語ることは難しい。話せていないこと、紹介できていない仕事がとてもたくさんあるけれど、その20年を超える過程の上で創りつづけてきたもの、出会ってきた人たち、そういう様々なことが結びついて、いまの僕がいる。それらが繋がって、今こういう絵を描いている。そういう内容になったのではないかなと思う。
取材にはイラストレーション編集部の岡さんが担当してくださった。僕の作品を学生の頃から見てくれていて、その上でとても丁寧に取材を進めてくれた。
ありがたく嬉しいコメントをいただいた、詩人の斉藤倫さんとブックデザイナーの名久井直子さん、西荻窪ウレシカ、作品提供してくれたシーモアグラスの織衣さん、お仕事ご一緒させていただいた多くの方々にご協力いただきました。
5月に出版された絵本『りすとかえるとかぜのうた』への過程や、今考えていること、ここ10年のことを中心に、装画の仕事、ライブペインティングの絵やレコジャケ作品、神戸での暮らしなど、これまで僕なりにこつこつとやってきたことを、このように取り上げてくれたことが本当に嬉しいなあと思う。
そして、今号表紙も担当されたナカバンさん。ナカバンさんとは西荻窪ウレシカでの二人展をきっかけに親しくなり、ライブをしたり、画集や絵本を一緒に作ったりしてきたけれど、会うたびにいつも刺激をもらっている。ナカバンさんの記事は、絵に向かう姿勢・哲学が垣間見れてとても良い記事だった。それに加えて、これまでのさまざまな作品や仕事もたっぷりとみることができる。
ナカバンさんと会って話をしていると、僕ももっともっとたくさん絵を描きたいなあ、という気持ちになる。またなにか一緒にできたらいいな。
さて、今日は朝から雨の一日。本来なら、こどもとでかける予定で朝の5時半に目覚ましで起きて仕度をしたけれど、秋の冷たい雨がやむ気配もなく、残念ながら中止に。
夜は、つい一昨日くらいに描き上がった装画・挿絵の仕事の最終確認&仕上げのためにすこし時間がつくれたらいいな。あとちょっと仕上げが残っている。最後まできちんと取り組みたい。