2011年9月17日土曜日

時々、モロッコ旧市街 迷路の猫























今回の個展作品がこれ迄で、いちばん頭で描いていない。
“こんなものを描こう”というスタンスがほとんどない。

正確に言うと、“こんなものを描こう”と、
ぼんやり頭の中に置いてみても、結局うまく行かない。
ここまででボツにした作品は、全部ラフを描いたり、
どこか頭で描こうとしたものばかり。

だからと言って、デタラメなわけじゃない。

上手く言えないけど、
どれも共通の匂いのようなものがあると思う。


こういう波に乗れていると楽しい。
乗れていないと迷路の中に迷い込んで延々出られない。

でも、そんな迷路の中にも何かを見つけられるときもある。
いや、何かがあるから迷路の中をさまよっているのだ。