四月になりました。
さらば、長かった冬。
冬の間にこつこつ描いていたもののひとつ、
絵本『ミチクサ』が仕上がりました。
文は田中てるみさん。アリス館から。
原稿を受け取ってから、おおよそ2年くらい。
読中読後に感じる空気感、目で感じる表面的なタッチ、
総合的にどういう仕上がりにするかなど
描いたり、消したり、考えたりしていたら
あっという間に今日に至った。
ちいさな者たちが見せてくれたダイナミックな舞台。
そよ風のようだけど、時折ふいに体をもってかれるような
そんな感覚、そんな気持ちで描きました。
時間経過による色彩の変化なんかも、
うまく出せるといいなと思いました。
久しぶりの絵本。
四月二週目くらいから店頭に並びはじめると思います。
手に取ってもらえたらうれしいです。